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23歳のお誕生日おめでとう。今年も相変わらず、愛変わらず、心から大切な人へ。

 

数ある煌めきの中で強く光る一等星を見つけた時、君は確かまだ19歳、だったっけ。あの頃から誰よりも何よりも輝いて見えていたけど。今でも変わらず、私にとってあなたが一番のアイドルで、光で、夢で。そんなあなたともう少し、もう少しだけ、できる限りの夢を見続けたいなあなんて思ったりもします。

 

2020年夏、映画「弱虫ペダル」で主人公小野田坂道役を演じ、今年の春、第44回日本アカデミー賞新人賞を受賞した。一人の「俳優」として認められた瞬間だった。堂々と誇らしげに、それでいて笑顔でレッドカーペットを歩くその姿は、まさに光そのものでした。スピーチでは「弱虫にならず、エンターテインメントという厳しい坂をこれからも登り続けていきたいと思います。」と言葉ひとつひとつに愛を込めて話していたところが印象的でした。作品と上手くかけたスピーチを、あの大舞台で沢山の人が見守る中堂々と話すあなたが本当に本当に誇らしかった。きっと見ている人皆が惹き込まれた瞬間だったよ。いつも謙虚で一歩下がる優しさがあるあなただけど、この日ぐらいは、沢山のおめでとうの花束を両手いっぱいに持ち帰れていますように。

 

2021年5月24日、連続テレビ小説「おかえりモネ」で朝ドラデビューを果たした。オープニング、主演の次に 好きな人の名前と、好きな人が魂を込めて心から愛して演じた彼の名前があった。オーディションで勝ち取り自らで掴んだその役を、宝物のように大切に演じていた。全うしていた。「及川亮」として生きた日々はどうだった?人生の財産になったかな。タイトルでもある「おかえり、モネ」最後に百音に言ったのは亮くんだったね。作品の中でこんなにも重要な役を君が掴み取ったこと、本当にどんな世界にも連れて行ってくれる人なんだなあと思った。見たこともないような景色を自らが経験し、それを見せてくれる。どれもこれもやっぱりあなたは努力の人だなあ、と。

 

廉くんが息子じゃなかったら俺多分こんな風に役演じられなかったから。本当に廉くんに感謝してます。

 

実際に芝居をして、亮のまなざしを目の当たりにしたら、独特の気持ちが芽生えたんですよね。

 

亮くんの父親を演じた浅野忠信さんの言葉も、親子として生きたこの1年も、きっとたまらなく愛おしい思い出で青春だったんだろうと思う。 及川亮くんを生きてくれてありがとう、ね。温かく繊細な演技に何度も心奪われました。時には苦しくなってつい涙が溢れてしまうこともあって、でも、及川亮くんがあなたで本当に本当に良かった。まだ何色にも染まりきらない新しい光のようなあなたにしか演じられない役だったよ。努力と才能と運命が導いてくれた、何も当たり前なんかじゃない宝物をお裾分けしてくれてありがとう。

 

「今最も注目を浴びる若手実力派俳優」と真夜中乙女戦争の主演に抜擢された春も、人の温かさと想いに触れ思わず涙してしまう夏も、いつかはとらせてもらえたら、と言っていた念願のベストジーニストに選ばれ夢が叶った秋も、夏のリベンジで挑んだギネス世界記録に認定された冬も。22歳の君が見せてくれた世界はあまりに毎日を彩ってくれた。どんなときも君の笑顔にこんなにも救われた。

 

例えば日々の中で何か息詰まるようなことがあった時、もう何もかも投げ出してしまいたくなった時、救ってくれるのはいつもあなたがくれる言葉だった。「明日もがんばろうね」「またすぐ会えたらいいね」「人生楽しもーね!」温かくて心強い言葉に涙が零れる日もあった。「頑張ってね」ではなく「お互いにがんばろうね」と言ってくれるのが泣きたくなるほど嬉しくてたまらなかった。

 

いつの日かのインタビューで君が話した。

 

あの日、(ジャニーさんに)直談判に行ってなかったらどうなってたか。もうこの世界にいなかったかもしれないですね。誰にもわかんないけど。

 

あなたが今アイドルとして此処にいること、なにも当たり前だと思っていた訳じゃないはずだった。でもこの言葉が妙に引っかかって。気づかないうちに、君がこの世界に居てくれることを "当たり前だと思っていた。可笑しいね。幾つもの奇跡が重なってこのステージでキラキラと輝いてくれているのに。「もうこの世界にいなかったかもしれない」なんて怖くてたまらなくなった。君を好きでいられること、君の笑顔が見られること、君の夢を応援できること、何も当たり前なんかじゃない。だからね、やっぱりどうしても「ありがとう」が足りなかったんだ。

 

「ファンの人は、僕らになくてはならない存在やからね。酸素的に必須な人たち。」

「だからこれまで通り、みんながKing&Princeや僕に飽きるまでちゃんと応援してほしいなって思います。」

 

あなたが私たちファンを必要だと、なくてはならない存在だと言ってくれるのなら。私たちファンにだってあなたはなくてはならない、息をするのと同じぐらい、あまりにも大切な存在だよ。でもだからって、君が此処に居てくれることを当たり前だとは思いたくなくて。いつだって愛と感謝を忘れない人でありたい、あなたのように「ありがとう」を伝えられる人でありたいと思っています。まだ幼い頃、立つのが嫌だったと話したステージに立ち続けてくれてありがとう。泣いて悩んで壁にぶつかって、それでもこの道で生きていくことを選んでくれてありがとう。アイドルを生きてくれて、本当にありがとう。

 

あなたのように謙虚で素直で真っ直ぐに愛を伝えられる、そんな人になれるまで、それまでは。いや、それからも。あなたの幸せを勝手に願っていたいし好きでいたいと思う。こんなのはこっちのわがままだけど、どんなときも笑顔で過ごしてほしいと大好きな歌詞を借りてみる。何の棘もなく温かい光だけがあなたの未来を照らしてくれますよう、心から願って。無理だけはしないでね。これだけ好きだと思ってもきっと何も知らないけど、弱音は吐かないしそれを見せてくれないことは知ってるよ。だからどうか溜め込まず、無理せず。そんなことぐらいは願わせてね。

 

毎日が目まぐるしく過ぎていくかもしれないけど、それを「今が僕のチャンスの順番だと言ったあなたが好きだと漠然と思った。ファンっていうのはもどかしいもので、見守ることしか、願うことしか出来ない。どうか体には気をつけてね。げんきでいてね。笑っていてね。たまには弱さも見せてね。しあわせでいてね。アイドルとファンの在り方ってきっとこういうものだ。だからこそこんなにも儚い。 でもね、ずっと君の温かな未来を願っています。「うんうん、ありがとうね」なんて笑ってくれるんだろうか。そんな気もしているけど、でも、なんだっていい。今日も変わらず此処に居てくれるのなら。 なんてね。

 

こんなふうにきっと、相変わらず君の幸せを願っていたいんだと思う。ので、改めて。23歳のあなたにも沢山の愛が降り注ぎますように。

 

だいすきな廉くん、お誕生日おめでとう。

 

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